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■テクノロジ系解説も意外と忘れていること。 (2020/11/20)
x86 と ARM。たしかに設計思想も大きく違うし、実際の命令構文もだいぶ違う。でも、大昔とちがってほぼほぼアーキテクチャにゴリゴリに損してる部分は無い。
・・・昔と違って殆どの機能はOSが持つAPIをよびだしたり叩いたりしているし、
「言語コンパイラに任せず、人力で特定CPUに依存させて高速化する部分」って
どれだけあるんですか?という話になるんですよね。
だから大体のソフトを対応させるには
「最新のコンパイラで再構成かけるだけ」で十分。
Android陣営でもApple陣営でも OS内部に x86/ARM を気にせず走らせられる
基盤が数年前から当たり前にあるし、実はWindowsにもノウハウがあったりする。
それがWindowsに乗らないのは
Intelが訴訟おこしてでも搭載されるのを止めてるから
・・・MicrosoftがIntelと訴訟するのを嫌がってその機能を切ってるにすぎんのです。
#なんせコンパイル時に x86/ARM 両方用の実行ファイルを書き出しておくだけですから。
#ロゼッタ2はあくまで x86版しか内包されていない実行ファイルの言語仲介役。
#そして、言語翻訳作業は今どきのマルチコアCPUなら微々たる労力だったりします。2017年の記事。
期待のARM版Windows 10に待った? Intelが特許問題をちらつかせる理由 (1/2)
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■Apple M1チップはどう?と思ったんで、解説。 (2020/11/18)
とあるYoutuber解説話の前提条件がそもそも間違っているところがあります。「Intel=ハイパワーCPU、ARM=エコCPU」って思い込みがね・・・
確かにそれぞれがそういう設計思想でもって開発されてきているから
設計思想のルーツに関して言えばそのとおりなんですが・・・
今の時代「本当に力が必要なのところは実はCPUじゃ無いんだよ?」って話。
ビットコインの採掘やら、動画エンコード勝負で十分わかってると思うけど、
今どきのパソコン性能勝負はCPU単体勝負じゃなくて
どうやってGPUに絶えずデータを投げ込み続けるか?
・・・・・・これにかかってきてるといっても過言ではないわけでして・・・・・・
これはちょっと前のスーパーコンピュータでも同じで、IntelCPU束ねるクラスタよりも
IntelCPUをバケツ運搬係にして「GPUで計算量稼ぐ」というのが業界トレンドでした。
今回のApple M1チップの最大の価値は
「CPUとGPUとRAMがCPU内部で直結している」って事。
若干遠いところに大火力揃ったキッチンをつくって人海戦術で運ぶ(Intel式)のと
電子レンジや圧力鍋などの電動調理器をそろえて時短調理する(Apple式)で
どちらが速く終わりますか?というお話なんだよね・・・・
(比べるまでなく圧力鍋や電子レンジがあるほうが意味がでかい。)
ただでさえ今どきの動画エンコードとかCGレンダリングなんて、
CPUじゃなくてGPUに圧倒的に向いたお仕事なんだしさ・・・・、
すでに開発者側も「そういう方向性でプログラムを組む」よね。
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